「自分らしさワークショップ」初回開催しました

感性が花開いた初めての時間
10/25、「自分らしさワークショップ」第1回を開催しました。
ご参加くださったのは、お二人の作家さん。
お一人は初めましての方、もうお一人は約2年ぶりにお会いする元シャワー台講座・受講生さんです。
どちらも世界観と色へのこだわりを持つ方で、初対面とは思えないほど会話が弾み、穏やかで楽しい時間となりました。

“よくわからないけど面白そう”から始まった時間
初参加の方は、以前からInstagramを見てくださっていて、「美里先生からシャワー台を習いたい」と思ってくれていたそうです。
最近ありがたいことに、「習うなら美里先生」と言っていただける機会が増えました。
そう言っていただけるのは、これまで大切にしてきた“感性を育てる講座づくり”が届いている証のようで、心からうれしいです。
彼女は、今回のワークショップの内容まではあまり把握しておらず、「なんか持ってきていいって言われたから」と、ご自宅から“ハチ模様のしずくビーズ”を持参されました。
実はこの方、ソウタシエの技法で動物や海の生き物を作る作家のSさん。
個性的で遊び心のある世界観をお持ちの方です。

ご相談がスタートしたときには「ウミウシを作ろうかな」というアイデアから始まりましたが、触覚の位置など構造的な理由で難しく、断念。
そこから“蜂”のモチーフに変更になりました。
「羽」は最初、透明を考えておられましたが、
私はお尋ねしました。
「羽の色はどうしますか?
普段の作品の感じからすると、透明だと少し“普通”になっちゃうかも?
いつものSさんの作品のように面白く、ちょっと違う色にしてみるのも素敵かもしれませんね」

そうお伝えすると、お好きな色の“ブラック”を選ばれました。
それに合わせて、しずくビーズも黒に変更。

すると一気に、彼女らしい世界観が立ち上がりました。
動物モチーフなのにモード感があり、遊び心と品のある、不思議な魅力のある作品になりました。

↓

もともとの見本はこちら

変更したパーツ
①ハチ色のしずくビーズ追加
②羽(黒)追加
③白のしずくを黒に変更
これだけです。
それだけで、こんなにも変わりました。
シャワー台作りも初めてでしたが、制作のポイントを始めにお伝えしていたので、どんどんイメージを形にしていかれ、見事に完成されました。
受講者様の感想①

「作ってみて“自分らしさ”を感じたところは、ダークなところ」
「テグスの作品は思っていたよりずっと面白かった」
「いろいろヒントをもらえたで、ソウタシエの作品にもプラスしていきたいです」
講師からのひと言

初めてシャワー台に触れたとは思えないほど、感性のままに形を作っていかれる姿が印象的でした。
羽を黒にされたのも、とても新鮮でした。
黒を合わせるという発想が私にはなかったので、私自身にとっても新しい発見であり、良い経験になりました。
思いがけない素材や発想から“自分らしさ”が生まれていく・・・
このワークショップの醍醐味を、まさに体現してくださったお一人でした。
ありがとうございました。
再会から生まれた新しい世界観
もうお一人の方は、シャワー台講座の元生徒さん。
久しぶりにお会いできて、嬉しかったです。
色彩豊かなロシアの伝統工芸ジョストボ作家のWさん
→Wさんのブログはこちら

Wさんは、久しぶりの外出で、会場までの道のりも少し大変だったようです。
少し緊張されていて、心に余裕がなくなってしまっていたのかもしれません。
「思い浮かばないから見本通りでいいです」
と話してくださったとき、
私は「それでも大丈夫です」とお伝えしました。
私のレッスンは、“楽しむこと”がいちばん大切にしています。
無理にひねり出すよりも、いまの気持ちをそのまま形にして楽しんで作ることが、結果的にその人らしい作品につながると考えています。
そうして始まった制作でしたが
ゴールドの「メタルフラワー」や「メタルリーフ」を中央に配置したことにより、見本より、華やかな美しいブローチが完成しました。

配置の違いが、作品全体の“空気”まで変える…
そんな瞬間を一緒に体験しました。


受講者様の感想②

先生に、好きな色や苦手な色についてお話ししているうちに、シャワー台の上でなんとなく思い描いていた想像に向かうことができました。
頭の中で思っていたことが形になって、とても良かったです。
色の持つ“手ざわり”を感じる部分もあります。
講師からのひと言

Wさんは、すべてが「色」から始まっている方だと感じました。
一つひとつの色をとても深く見ていて、私が気づかないような微妙な色の違いにも敏感。
さすが、ジョストボの作家さんだなと改めて感じました。
今回は「アレンジしなくてもいい」とおっしゃっていましたが、
シャワー台はそもそも見本通りに作るのが難しいアイテムです。
結果的に、配置やバランスの中にWさんらしい華やかさが生まれ、
とても素敵な作品になりましたね。
無理のないタイミングで、またシャワー台づくりを楽しみにいらしてくださいね。
“らしさ”が見える瞬間
同じテーマでも、完成した作品はまったく違う表情に。
遊び心のある蜂モチーフの作品と、上品で華やかな作品。

どちらも、その方らしさが自然にあらわれていて、「これが私らしさなんだ」と気づける時間になりました。

次回(10/28・火)開催は26日(日)23:59〆切です
次回の開催は【10月28日(火)10:30〜15:30】。
東京・浅草橋のビーズショップにて行います。
・自分らしい世界観を見つけたい
・オリジナル作品を作ってみたい
・なんとなく作っているけど方向性がわからない
そんな方におすすめの、感性にアプローチするワークショップです。
お申し込み締切は【明日 10/26(土)23:59】。
次回の開催は未定です。
世界観を見つけたいあなたへ
深く考えすぎなくていいのです。
ただ漠然と参加しても、あなたの“好き”を掘り下げていけば、必ず“あなたらしさ”は見えてきます。
考え、言葉にする。
そのプロセスが、世界観を確立し、選ばれる作家への第一歩になります。
このワークショップは、その始まりの場所です。
作品に個性を出したい。
他と差をつけたい。
売れる作家として一段上に進みたい。
そう思うなら・・・
今、行動しませんか?
「自分らしさが見つかるワークショップ」で、あなたの世界観を形にしていきましょう。
Beads.Michel® 金田 美里




